大切な家族との再会

ユウタママです。

すっかり涼しくなり山梨もしとしとと雨が降っています。

夏休みに16年ぶりに従妹と再会し、沢山話をしました。

彼女は生まれも育ちもドイツ。

私の母と彼女の母が姉妹で、16年前に彼女がまだ7歳の時に会ったきりでした。

夏休みを利用し日本語の勉強と旅行かねて日本に来ていました。

うれしいことに我が家にも泊りに来てくれて、その後彼女と松本から高山、白川郷、金沢と学生の貧乏旅行のようにバックパッカーに久々になりました。

ユウタのことは知っていたけれど、直接話すのは初めて。

そして私やユウタパパが抱えた家族との葛藤を初めて話しました。

彼女は今の日本の現状に非常に驚いたようです。

彼女は「日本の現状は非常に残念だ」と言っていました。

ドイツでは多くの若者が臓器提供への登録をしていること。

病気の子供を持つ親御さんが受けられるサポートが多いこと。

その他教育関連でも厳しさと現実を踏まえたうえでサポートが充実していることを聞き、各国間でのギャップにも驚きました。

経済大国の日本ですが、置き去りにされた沢山の問題を見失うことなく自分のできることをやっていきたいと考えさせられました。

生きていることの大切さをわかる大切な家族にこの夏に出会い、私にとっては意味深い夏になりました。

子供のためのホスピス建設

ユウタママです。

ユウタが入院していたころからの習慣で、医療ニュースのサイトを毎朝チェックします。

そんな中にこんな記事を見つけたのでご紹介します。

難病の子にホスピスを…娘亡くした父が目指す

娘さんを脳腫瘍で6歳で無くされた方が、子供のためのホスピスを建設する活動をなさっているそうです。

ユウタが入院中から難病の子供たちの宿泊施設を建設する活動は知っておりましたが、子供のためのホスピスの存在までは知らずにいました。

どんなに難しい病気でも親は子供にできる限りのことをしたいと願い、そして失った後その自分の行為が十分であったのかと悩み続けます。

正直それはとてもつらいです。

そしてなにより生きているときにもっと一緒に過ごしていればと悔やんでも悔やみきれない思いが続くのです。

子供たちも病気と闘いながら不安に駆られながら一生懸命生きています。

そんな子供たちを愛情に包まれた素敵な環境で一緒に時間を過ごせたらどんなにか助けになるでしょう。

現在の病院というスタイルでは難しいことも、多くの方の思いや行動によってきっと叶えることができると私は思います。

沢山の方の様々な思いによって少しずつ治療や環境が整ってきた医療の世界。

これからも自分にできることをこつこつと続けて行けたらと思っています。

 

 

悲しみはひとそれぞれ

ユウタママです。

先日も書きましたが、今私はある目標に向かって進んでいます。

そのことを精神科の先生に話すと、アートセラピーについての本をくださいました。

子供が表現したものを肯定してもらうことの大切さを先生と話し、学ぶべきことが一つずつクリアーになっていくのを感じました。

抗うつ薬を飲み始めたのが昨年の秋。

現在は薬をやめる方向で最少の量を飲んでいます。

パパと私、二人とも同じ時期に薬が減りました。

抗うつ薬はいきなりやめると副作用が強く出てしまい、うつ状態が再発することもあるため半年くらいかけてやめますと先生に言われてから3か月。

今のところ問題なく来ています。

多くの方が心療内科や精神科に行くのを躊躇すると思います。

実際私たちもそうでした。

でも子供を亡くすということはとてつもない深い闇に私たちを落とすものです。

そしてその悲しみをいやすためには引きこもったり、怒ったり、泣いたりと様々な道のりがあり段階があります。

その段階ごとに適切な援助が得られないと悲しみが長引いたり、うつ状態がひどくなりとてもつらいことになります。

男の人と女の人でも表出の仕方が違いますし、現に私とパパは症状が違ったのでお薬も違うものを飲んでいます。

時期はそれぞれ違いましたが、二人とも消えてしまいたいという思いに取りつかれた時期もありました。

それでもユウタの頑張りを知っていたから、健康な自分が消えていいはずなんかないと思い今の自分があります。

私たちは自分たちの手ではどうにも立ち上がれないところまで行き、専門家の力を借りました。

それはとてもいい選択だったと思っています。

パパも私もお互いを思いやることすら難しい状況にあったので、お薬を飲んで少しでも休む時間が作れたことはあの時の自分たちには必要なことでした。

いまでも悲しい記憶はそのまま。

でもその思いを受け止めて、これからは生きていける気がします。

子供の仕事がしたい

ユウタママです。

台風11号、山梨も久しぶりに沢山の雨が降りました。

そんな中、実は私は保育士試験を受けてまいりました。

ユウタと出会って、今まで勉強してきた美術や工芸の経験を子供たちのために役立てたいと強く思うようになりました。

やみくもにやってもと思い、まずは基本事項をきちんと学ぼうと考え通信講座に申し込んだのが昨年末。

それから半年以上たちましたが、正直気持ちの整理のつかないことや気持ちのアップダウンもあり勉強はお恥ずかしいことに今年3月中ごろから手つかず(^_^;)

2年計画かな…と自分を励まし、何とか全科目受けてきました。

自己採点の結果は、残念ながら1次試験通過とはいかなさそうですが来年の免除科目を複数確保できたもようです。(よかった!)

ユウタのおかげか保健に関する知識や、発達については幸い高得点で通過できた感じです。

ユウタの大きな写真たてをかばんに入れて試験を受けました。

「ユウタ頼む!」と頼んでましたが、パパに「きちんと勉強して受かった方がいいんじゃない?」と冷静なコメントをいただきました(笑)

先日ユウタの2歳のお誕生日を迎え、複雑な気持ちをそれでもなんとか自分で抱えていられるようになったことを知りました。

生きていると色々あるけれど、生きていることは素晴らしいこと。

毎日を大切に、少しずつでも進んでいけたらと思います。