ユウタママです。
今日、仕事帰りにコンビニエンスストアに寄ると、レジの前に臓器提供意思表示カードが置かれていました。
それぞれが様々な意見があると思います。
そして多くの誤解や理解不足があるのが現状だと思います。
「脳死後に長く生きた人がいる」という話もありますが、
それは脳死ではないのです。
私自身も誤解していました。
脳死判定が行われるのは臓器提供への同意後です。
つまり、脳死判定後に臓器が提供されるということです。
そこから長く生きることはないことがお分かりいただけるかと思います。
「脳死後に長く生きた」のではなく、「脳死の疑いがあったけれど、脳死ではなかった状態で生きた」ということ。
以前も書きましたが、脳死と植物状態は混同されがちですが異なる状態です。
やみくもに賛成や反対をするのではなく、
「何故自分は臓器提供をすると決めるのか」
「何故自分は臓器提供に反対なのか」
それぞれが自分に問いかけることが大切なのだと感じます。
私の両親は臓器移植に反対をしました。
自分たちで勉強したわけでもなく、様々な情報や現代医学での生存率
(日本は他国に比べて術後の生存率がとても高いのです)なども知らず、
ただただ感覚的に感情のままに
「ユウタを見捨てなさい」と言いました。
(正確には「移植を受けるべきではない。楽に逝かせるのが一番いいこと」
と言われました。でもそれは死なせなさいと言っているということです。)
最終的には私たちの決断を支持はしてくれましたが
それでも本当に辛い時に見捨てなさいと言われたことが
私たち家族にとってどれほどのダメージを与えたか
正直いまでも立ち直ることが出来ません。
賛成しないから悪いとか、臓器提供に同意しないからいけないとかではない。
ただ自分が考えを持つように人にも考えがあり、それを理解しあい、尊重しあえるかどうかだと思います。
そのために日々考え、色々なことへの理解を深める努力を怠りたくないなと思います。
移植を受けた子供たちも無理解な人たちから
心無い言葉をぶつけられたりすると聞きとても心が痛みます。
そんな言葉を口から出す前に、相手の立場にたって一瞬でいいから
考えてほしいです。
大人になればなるほど視野や考えが狭くなる。
日々反省しつつ、ユウタに恥ずかしくないよう生きていきたいと強く思います。