愛する人を失うということ

ユウタママです。

肌寒い日が増えました。

去年はものすごく神経質に体調管理をしていた気がします。

大切な人を失うということは

誰にでも起こることなんだと

台風や地震や事故のニュースを

見るたびに思います。

なかなか難しいけれど

大事な人を精一杯大事にすること。

そうできるよう自分をコントロールすることは

とっても大事なことだと思います。

明日があるなんて保証はどこにもない。

そう感じずにはいられません。

もっともっと大事な人を大切にできる

強い強い心がほしいです。

中秋の名月

ユウタママです。

先日の台風では多くの方が被害にあわれ、まだまだ大変な時を過ごしていると思います。

一日も早く心穏やかに過ごせる日が来るように祈っています。

今日は中秋の名月ですね。

そして満月です。

ちなみに中秋の名月に満月がみられるのは次は8年後だそうです。

すっかり秋の気温になり、朝は15度前後と冷えてきています。

「寒くなるとしんみりしてしまうね」とパパと話しています。

 

大きなお月様を見て、今まさに渡航へ向けて頑張っている

お子さんやそのご家族のことを想いました。

一日も早く、本当に早く渡航できるよう

応援しています。

少しづつですが協力させていただいています。

来年はきっと家族そろってお月見団子がいただけますように。

皆さんもどうかお力をお貸しください。

「類ちゃんを救う会」 明日で一歳の類ちゃんです。
「しゅんすけ君を救う会」 現在10歳のしゅんすけ君。拡張型心筋症と闘っています。

そして国内で移植待機しているお子さんや

移植登録を認めてもらえない病気と闘う方

すべての方に一日も早く、こころ穏やかに

お月様を見上げられる日が来ますように。

抜け出せないこと

ユウタママです。

大型の台風18号が接近しているようですが甲府盆地は今のところ静かです。

沖縄で暮らしていたころは台風対策に追われながら、「明日仕事休みかな~?」とわくわくしてました(笑)

 
ユウタを亡くしてからずっと考えていることがあります。

それは「自分がしてきた選択が正しかったのだろうか」ということです。

もしかしたら妊娠中に何かいけないことをしたのだろうかとか、

何かいけないものを食べたりしたのだろうかとか。

入院中にユウタにしたことは正しかっただろうか

ユウタのためにと選択した道が正しかっただろうか

選択のタイミングが間違っていたのではないか。

考えても答えは出ない。

けれど考え続けてしまう。

パパは優しく諭してくれます。

パパもつらいのに。

いつか納得する日が来るのでしょうか。

 

先日…

ユウタママです。

先日仕事で遠出をしたときに、JRの駅で看護師さんたちが

署名活動を行っていました。

公立の病院を民営化し、統廃合を行う動きに

反対するものでした。

ユウタが入院してから色々と考えました。

安心して医療が受けられるということがとても幸運であり、

そして医療関係者の方々の

不断の努力の賜物であるということを。

ユウタの入院していたY大学附属病院でも

先生方も看護師の方々もとても忙しく働いていました。

それでも一人一人にとても丁寧に接してくださり、本当に素敵だなと思いました。

署名した際にチラシをいただきましたが

いかに過酷な仕事であるかが書かれていました。

23人に一人が過労死レベルの勤務状態であることや

夜勤の人数がが少なすぎて患者さんに十分な対応ができないと感じている方が多いそうです。

たまに医療ミスや治療に対する訴訟などのニュースを目にしますが

人間ですからミスはあってはならないとしても起こり得ることだと感じます。

訴訟などが多いこともあって産科医や小児科医がなり手がいないとも聞きます。

ユウタが病気とわかって、もちろん専門的なことは

先生や看護師さんにお願いするしかありませんでしたが

病気を「治してもらう」のではなく

まずは自分たちが「元気になりたい!」と心から願い、

そのためにできることを先生や看護師さんたちと良く話をして

自分たちも積極的に心を開くことの大切さをしりました。

医療が経済活動の中で成り立たなくなってしまう人口の少ない地域や、

需要と供給のバランスが崩れてしまっていては

安心して働いたり暮らしたりできないな~と感じます。

難しい問題だとは思いますが、何とかならないかなと思います。

何か自分にできることがあれば

積極的に考えていきたい問題だとおもいます。

どんな仕事でもそうですが

安心して働ける環境があることが大事だなと思います。

 

 

臓器提供意思表示カード

ユウタママです。

今日、仕事帰りにコンビニエンスストアに寄ると、レジの前に臓器提供意思表示カードが置かれていました。

それぞれが様々な意見があると思います。

そして多くの誤解や理解不足があるのが現状だと思います。

「脳死後に長く生きた人がいる」という話もありますが、

それは脳死ではないのです。

私自身も誤解していました。

脳死判定が行われるのは臓器提供への同意後です。

つまり、脳死判定後に臓器が提供されるということです。

そこから長く生きることはないことがお分かりいただけるかと思います。

「脳死後に長く生きた」のではなく、「脳死の疑いがあったけれど、脳死ではなかった状態で生きた」ということ。

以前も書きましたが、脳死と植物状態は混同されがちですが異なる状態です。

やみくもに賛成や反対をするのではなく、

「何故自分は臓器提供をすると決めるのか」

「何故自分は臓器提供に反対なのか」

それぞれが自分に問いかけることが大切なのだと感じます。

私の両親は臓器移植に反対をしました。

自分たちで勉強したわけでもなく、様々な情報や現代医学での生存率

(日本は他国に比べて術後の生存率がとても高いのです)なども知らず、

ただただ感覚的に感情のままに

「ユウタを見捨てなさい」と言いました。

(正確には「移植を受けるべきではない。楽に逝かせるのが一番いいこと」

と言われました。でもそれは死なせなさいと言っているということです。)

最終的には私たちの決断を支持はしてくれましたが

それでも本当に辛い時に見捨てなさいと言われたことが

私たち家族にとってどれほどのダメージを与えたか

正直いまでも立ち直ることが出来ません。

賛成しないから悪いとか、臓器提供に同意しないからいけないとかではない。

ただ自分が考えを持つように人にも考えがあり、それを理解しあい、尊重しあえるかどうかだと思います。

そのために日々考え、色々なことへの理解を深める努力を怠りたくないなと思います。

移植を受けた子供たちも無理解な人たちから

心無い言葉をぶつけられたりすると聞きとても心が痛みます。

そんな言葉を口から出す前に、相手の立場にたって一瞬でいいから

考えてほしいです。

大人になればなるほど視野や考えが狭くなる。

日々反省しつつ、ユウタに恥ずかしくないよう生きていきたいと強く思います。